現代能楽集「竹取」

光は静かに呼吸していた。

竹林の中でもひときわ立派な竹の内側で

生き物のように

膨らんだり縮んだりを繰り返していた。

のぞくと目のくらむような

光のかたまりがあった。

光は外に出たがっていた。

わたしは光をすくって家に帰った。

 

光は静かに呼吸していた―

1,000年越えて愛されるかぐや姫の秘密のヒミツ!

「今は昔、竹取の翁と言ふものありけり」で始まる日本最古の物語文学『竹取物語』。光る竹の中に見つけた小さな小さな女の子。瞬く間に人々を魅了する女性へと成長して、風のように地上を去っていった“かぐや姫”とは一体何者だったのでしょう?どうして多くの人々の心を奪ったのでしょうか?

ナゾを解くヒントはこの作品の中にあるかもしれません…。

 

現代と伝統が交差するチャーミングな出演者&スタッフ

出演者には小林聡美、貫地谷しほり、能楽師宝生流シテ方の佐野登ら現代劇、伝統芸能、ダンスのジャンルを越えた顔ぶれが揃いました。そんな人気と実力を兼ねた出演者を紡ぐスタッフには、マイムをベースにした独自の演出手法で注目を集める小野寺修二を筆頭に、脚本にはユーモアあふれる作風が特徴の詩人・平田俊子、NHK「日曜美術館」の音楽などを担当する阿部海太郎が楽曲を書下ろし、企画・監修は狂言師・野村萬斎がつとめます。

初めての方も舞台ツウの方でも、たっぷりと楽しめるこの秋注目の公演です。

 

福岡市民芸術祭メイン事業として地域の文化芸術を盛り上げる

福岡市民芸術祭は、市民による音楽、演劇、ダンス、美術、伝統芸能、文芸、映像など幅広い文化団体が参加し、毎年10月~12月に市内各所で開催される祭典です。「竹取」はメイン事業として第55回を迎える芸術祭に参加します。

 

 

【構成・演出】 小野寺修二 
【脚本】 平田俊子
【音楽】 阿部海太郎
【企画・監修】 野村萬斎
【出演】 小林聡美 貫地谷しほり
  小田直哉(大駱駝艦) 崎山莉奈 藤田桃子 古川玄一郎(打楽器奏者)/
  佐野登(能楽師宝生流シテ方)

■会場

東市民センター なみきホール

 

■公演日程

10月27日(土)17:00開演(16:30開場)

   28日(日)15:00開演(14:30開場)

 

■チケット料金

S席 3,500円/A席 2,500円

ユース(18歳~25歳) 2,000円

子ども(小学生~高校生) 1,000円

※ 25歳以下は当日要年齢確認。

※未就学児のお子様はご入場いただけません。

※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払い戻しはいたしません。

 

■チケット発売

インプレサリオON-LINEチケットの販売は終了いたしました。

ご購入済みのお客様は会員マイページより引換票番号のご確認を頂けます。

■主催

(公財)福岡市文化芸術振興財団/福岡市

 

■後援

福岡市教育委員会

 

■企画制作

世田谷パブリックシアター

 

■助成

(一社)全国モーターボート競走施行者協議会/(一財)地域創造/

文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

 

■お問い合わせ

(公財)福岡市文化芸術振興財団 092-263-6265(平日10時~17時)